パデルを始めたばかりの人が、来週のコートで一歩前進できる話題を毎週お届けします。アジア大会のパデル競技が今日幕を閉じ、女子の徳本佳恵・塚本早紀組が金メダルを手にしました。今週は、この大会がくっきり見せてくれた「ペアで戦う」ということを、上達ヒント・ギア・今週のひとコマの3つでつないでいきます。
今週の上達ヒント:前に出るのも、下がるのも、2人一緒に
テニスのダブルスでは、1人が前、もう1人が後ろに分かれる「雁行陣」もおなじみです。パデルに慣れないうちは、この感覚のまま、パートナーと前後にばらけてしまいがちです。でもパデルの基本形は、テニスでいう「並行陣」です。2人並んで前、2人並んで後ろ。ペアが前後に離れると、その間に大きなすき間ができます。相手はそこを狙ってきます。
パデルのコーチング機関「The Padel School」は、ダブルスの基本を「前に出るのも、守りに下がるのも、2人一緒に」と説明しています。
- 攻めるとき:2人ともサービスラインのすぐ内側に並ぶ
- 守るとき:2人ともベースラインの後ろに並ぶ
- 避けたいのは中途半端な位置:1人だけが前に出たり、2人そろってコートの真ん中で止まったりすると、足元やすき間を突かれやすい
もう一つ大事なのが声です。同じ解説では、ボールが来る前に「マイン(自分が打つ)」「ユアーズ(任せた)」と早めに声をかけることを勧めています。2人で同じボールを追ってぶつかる、譲り合って見送る、というよくある失敗が、これだけでぐっと減ります。
次回コートに立ったら、パートナーと「前に出るときは声をかけて2人同時に」と決めてから、まず1ゲームだけ試してみてください。2人で1枚の壁になる感覚がつかめると、ラリーの続き方が変わってきます。
今週の注目ギア:パデル入門セット「すぐパデSET」
アジア大会を見て「自分もやってみたい」と思った人が、最初に迷うのが道具選びです。ラケットはどれがいいのか、グリップテープはどう巻くのか。その悩みを1つの箱で片付けてくれるのが、ジャパンパデルショップの「すぐパデSET」です。

- セット内容:ラケット1本、ラケットカバー、グリップテープ(巻いた状態で届く)、ボール3球
- ラケットはスペインの人気ブランドを中心に12種類、カバーは8種類から選べる(ショップの説明より)
- 価格:20,000円(楽天市場、2026年10月3日時点)。ショップによると、ラケットはいずれも3万円台のグレードのものをアウトレットで用意
届いたその日からコートに持って行けるのが一番の魅力です。ラケットを1本ずつじっくり比べたい人は、初心者向けパデルラケットおすすめ6選もあわせてどうぞ。
今週のひとコマ:金メダルペアが見せた、ペアで戦う強さ
本場の話題をお届けするこのコーナーも、今週は名古屋の話です。
女子の金メダルを手にした徳本・塚本組は、2025年のアジア選手権で日本を優勝に導いたメンバーで、ふだんから組んでいるレギュラーペアです。今大会は初戦から決勝までの4試合を、1セットも落とさずに勝ち切りました。4試合で相手に許したのは、わずか12ゲームです。
パデルは、1人がどれだけうまくても勝てない競技です。2人がそろって前に出て、そろって下がる。その積み重ねが、1つのミスも許されない決勝の舞台で差になります。上達ヒントで紹介した「2人で1枚の壁」は、初心者のための基本であると同時に、アジアの頂点を争う舞台でも変わらない基本です。
国際パデル連盟(FIP)の公式チャンネルが、2人が日本代表として優勝した2025年アジア選手権の、日本女子とイランの決勝の映像を公開しています。コートに立つ日本ペアが、どう並んで、どのタイミングで一緒に前に出るのかに注目して見てみてください。
大会全体の結果と6日間の流れは、アジア大会パデル 結果まとめにまとめています。
【国内】アジア大会の次の舞台
国内最高峰の全日本パデル選手権は、例年11月末〜12月に開かれます(第10回の日程は日本パデル協会の発表待ち)。11月2〜7日のFIP世界大会に向けては、10月26〜30日にクウェートでアジア・アフリカ予選があります。近くで始めたい人は、新しく公開した名古屋・東海と大阪・関西のコート一覧もどうぞ。
まとめ
アジア大会は終わりましたが、パデルを始めるなら今がいちばんいいタイミングです。まずはパートナーと声をかけ合って、2人で一緒に前へ。来週もこの枠で、パデルを一歩前進させるヒントをお届けします。
出典:Padel Doubles Strategy: How to Communicate and Win as a Team(The Padel School)、Padel Schedules & Results(アジア大会公式)、パデル女子の塚本、徳本組が金(共同通信)、FIP World Cup Qualifiers Asia-Africa(国際パデル連盟)、すぐパデSET(楽天市場・ジャパンパデルショップ)


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